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さよなら、ナンゴー。

もう一揃い買って、改訂前、17年前とどれだけ違っているか、朱を入れてみようかしら。

続きを読みたかったなぁ…。

アニメ化しようって勇者はおらんか。

特にこの4巻、パニックサスペンスとしても秀逸だろうに。

コミカライズよりも動かしてナンボの要素も満載だし。

…それもこれも、前3巻で打っておいた石のお陰であって、そのあたりは全く動かす意味がないシーンなんだよなぁ。

じっくり頭に染み込ませるには、アニメだとテンポが速すぎるかもしれない。

皇国の守護者》が脇役たちのお陰で随分とすっきりまとまったように、コミカライズも構成に人を得ればかなり面白いものになるかもしれない。

…見果てぬ夢、というにはいささかグレードが低いかもしれないが。

原作の供給が見込めないいま、せめてそのくらいは。

一連の佐藤作品には

『自分が自分らしくあるために』

という主人公たち≒筆者の意識を強く感じる。

呆けたように言葉を発することなくへたりこむ南郷の視界、それを遮るハッチと共に物語の一幕は閉じられた。

ここからどう立ってゆくのか。

洗脳さえも越えて自身を律することができる男は、いったいどこへ向かうのか。

…読んでみたかったなぁ。

地球連邦の興亡4/さらば地球の旗よ》、読了。

(佐藤大輔・著/中公文庫刊)